中年夫婦がバックパックで世界一周旅行

10月中旬になるであろうフランスでは、レンタカーで廻ろうと画策している。
ヨメが以前勤めていた会社の元同僚君がフランスに来るということで、じゃあ三人で廻ろうか、となった。 ヨメの今後10ヶ月分くらいの薬を持って歩く必要があるけれど、オリンピック開催中で入国審査の厳しい中国にはどうも簡単に持ち込めそうもない。
だからその元同僚君に運び屋をお願いした。本当にいい人だ。
 
で、海外で車を運転するためには、当然国際免許が必要である。昨日運転試験場へ取りに行ったのだけれど、この時またやってしまうのである。
 
運転試験場へ行く前に昼飯のため、あるラーメン屋へ立ち寄った。
しばらくの間、うまいラーメン（中国のラーメンは期待していない）は食えないだろうし、十分味わって食べたわけです。
さて、おなかも満足、運転試験場に着いた。そして車を降りるとき、青ざめた。
持ってきたバッグがない！ペルーで盗られて買い足したばかりのラップトップやパスポート、財布や印鑑など貴重品満載のトートバッグ。
 
あぁ、ラーメン屋だ・・・。
恐る恐る（！）、ヨメに「バッグ、ラーメン屋に忘れてきた・・・。」と伝える。
「また〜！！？」
 
自己嫌悪。
 
まあ日本だから十中八九大丈夫だとは思うけど、一抹の不安を抱えながら急いでラーメン屋へ戻った。 店に入ったとたん、「あ、バッグ」と店員さんがすぐに持ってきてくれた。
なんていい国なんだ、日本！これが海外だったら10秒で無くなってただろうなぁ。
当然、ヨメからは非難の嵐、けれど全く言い返せず・・・。
 
以前ブラジルでも同じように食事の後、バッグを忘れてきたという失敗があった。どうもおなかが満たされると、バッグの存在を忘れるらしい。 我ながら単細胞。
 
自称ポジティブ思考の僕は、神様が出発前に警鐘を鳴らしてくれたんだ、と思うことにした。
ヨメは不満あるみたいだけれど。
どちらにしろ、明日、神戸から旅第二幕の開幕だ。荷物の管理には気をつけようと心に誓うのでありました。