『大国』 『ヒツジヤギウシウマイヌ』

中国病院事情

2008.08.28
非常に居心地が良かった北京。
馬鹿は夏風邪を引くらしいが、まさにそれを忠実に実践し高熱を出すも、ビザが切れる前にモンゴルに向けて移動を開始。
 
夜行列車で早朝に大同に到着。せっかく来たんだからこのまま通り過ぎるのは勿体ない、と貧乏性の僕は思ってしまう。 熱っぽい体を引きずって懸空寺と雲岡石窟に行った。
崖に張り付くように建つ懸空寺、世界遺産雲岡石窟、共に素晴らしかった。そして僕の体温も急上昇。
夕方、宿に戻ると体温計は39度を示す。さすがにそれを見て、ヨメが保険会社へ電話し病院を紹介してもらった。 北京のときのように(北京でもらった薬は全然効かず)キャッシュレスでの診察は出来ないが、一時立て替えという方法で治療を受ける。
宿のオーナー王さんが同行してくれるよう手配もしてくれた。王さんの携帯電話で僕ら→保険会社→先生と通訳してもらうのだ。
まず向かった病院では、体温計で熱を測った。それだけで、よくわからないまま次の病院へ移動するという。早く診て・・・。
 
次の病院で王さんの携帯でやりとりをする。そんなやり取りの最中、なぜか王さんそわそわ。電話代のことが気になる様子。 どうも中国では着信者にも課金されるようで、北京からの電話なので通話料が気になるのだろう。
その様子を保険会社にヨメが伝えると、通話料含め王さんには労務費というかたちでお礼します、とのこと。電話を替わってそれを聞いた王さん、見る見る顔がほころぶ。 こういうのをゲンキンなヤツ、というのだろう。しかしどれくらい貰えるんだろうか。
けれど王さんの名誉のため付け加えると、最初、同行を依頼されたときは労務費の話は聞いていないはずで、完全な親切心で同行を快諾してくれたんだろう、そこは素直に感謝したい。 実際、終始紳士的な対応をしてくれた王さん。いい人である。
結局治療は解熱の注射と、喉の痛みを和らげる点滴、解熱の薬を処方され、4時間(!)かかった。 病院内は所々ごみが落ちていたり、看護婦やる気無かったり、無駄にだだっ広く薄暗い病棟内、中国っぽさ満載。 そこで注射打ったり点滴打ったりするのは気が引けたが、致し方ない。
 
翌日、モンゴル国境の街、二連浩特へ7時間のバス移動。
熱は下がったものの、喉の痛みは相変わらず。あの2時間の点滴は何だったんだろうか。
病気のことをよく書いている気がする・・・。体弱いんだろうか。

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