〜「トラベルミステリー 夫婦は見た!世界に仕掛けられた数々の謎・・・その時夫婦は!?」
ダイブ2009.04.27
ホンジュラスに入って、マヤ遺跡のひとつコパン遺跡を見る。この先北上するとマヤ遺跡はごろごろあるけれど、
初っぱなのコパンでイマイチ感動しなかったのは、ちょっと不安である。この頃観光に情熱が無くなっているのかもしれない。
そろそろ切り上げ時か。
そんなことを思いながらもホンジュラスに来たもうひとつの目的は、ダイビングライセンスを取得することである。 ウティラ島というカリブに浮かぶ島で格安でPADIライセンスが取得できると聞き、やって来た。 某ガイドブックには90年代は100ドルで取得できたらしいが、今は180ドルであると書いている。 毎度の事ながら書かれている情報は古い。今は270ドル前後。 さらにこの島まで来る船が往復50ドルほどかかることを考えると、言うほど安くないようにも思う。 それでも、来てしまったからにはライセンスを取らずに帰ることもない。 さっそく到着した埠頭で客引き攻勢に会う。(全然強引な客引きじゃないが) 少したどたどしいが日本語を話す女性に着いていく。このダイビングショップは某ガイドブックにも載っている有名どころ。 すると、今度は日本人に話しかけられた。 「今キッチンのガスは使えませんが、僕が教えます。もちろん日本語で。」 わざわざキッチンのガスが無いけれど、と言わなくてもいい事を言ってしまうとろこが何とも日本人らしい。 とりあえず、たどたどしい日本語の彼女の店で説明を聞き、その後彼の店に行く。 設備は雲泥の差。 たどたどしい日本語の彼女の店の方が整っている。大きなキッチン、部屋の前にはハンモックが吊られ雰囲気もいい。 けれど、やっぱり完璧な日本語で授業を受けられるメリット、そして鼻が悪くてライセンス取得が出来ないヨメはビーチに近い方がいいというので 彼が所属する店に決めた。 これが大きな間違いだったのだ。 他のインストラクターは感じ悪いわ、宿もイマイチだわ、さらにオーナーもちょっと感じ悪い。 もちろん感じ方は人それぞれなので一概には言えない。でも僕にはそう感じた。 授業は順調に進み、限定水域でのスキルも終わり、ボートで沖に出て深い場所での初ダイブの日。 昼1時に乗るはずのボートが来ない。 オーナーに聞くと2時に来ると言う。 しかし、待てども待てども来ない。 結局来たのは4時近く。こんな時間から潜れない。ということでこの日は無駄になったわけだ。 この件をオーナーに問いただしても謝罪の言葉もなく、適当にあしらう気満々。 この話し合いの場に現れたのも、話があると受付のおねえちゃんに電話で呼び出してもらって一時間近くも待たされたのだ。 こういう態度からして舐めている。 結果、僕の「おまえは嘘つきだ」という発言にバカオーナーは切れその場を去る。 ならばと、こちらも荷物をまとめ金も払わず出た。そして最初のたどたどしい日本語の彼女の店に変えた。 日本人の彼には申し訳なかったが、店の選択を誤った。 何とも気分悪い店だったが、変わった後はすんなりと進み、無事PADIオープンウォーターのライセンスを取得し、さらにおまけとして付いてくるファンダイブも2本行った。 そのバカオーナーはドイツ人らしいが、これまでの旅で出会ったナイスガイなドイツ人とはかけ離れた輩だ。 日本人の彼が不憫である。ちなみに彼もそろそろここウティラ島を出るらしいが、それが最善だ。 ライセンス取得しないならば、この島に来る価値は無いと言い切れる、面白味に欠ける島、それがウティラ島。 |