『白の世界』 『昭和慕情』

新学期

2008.04.18
ラ・パスで10日以上滞在中。もうあと1週間はいる予定だ。
富士山の頂上くらいの標高で多くの人々が暮らす大都市ラ・パス。思った以上にモノはあるし、物価も安いから滞在しやすい。 けれど街行く車は真っ黒な排気ガスをまき散らしていくから、空気は悪い。
そんなラ・パスでの日々はあっという間に過ぎていく。町歩き、泥棒市、カジノ、日本食、スペイン語レッスン、アクセサリー作り。
 
街は坂が多く、加えて空気が悪いから長時間歩くには向いていない。 けれど、ずらりと並ぶ土産物屋、うまそうな臭いを漂わす屋台、コピーしたCDやDVDを売る店、伝統楽器を売る店・・・。とにかく飽きない。
ボリビア飯に期待はしていなかったけれど、予想に反して旨いから驚き。昼飯なんかは10ボリビアーノ前後(140円くらい)で前菜、スープ、メイン、デザートが出てくる。 大体において食べきれず。
日本食を出すお店も何店かあって、その内の一店にはマンガ常備で日本人旅行者の溜まり場となっている。
 
街はすり鉢状に広がっていて(斜面にへばり付くように家が建ち並ぶ)上部に行く程貧困層、すり鉢状の底が金持ちという構図。 日本では金持ちは小高い場所に家を構えるけれど、ラ・パスの高台は4,000メートルを超え上に行く程寒いから日本とは逆に金持ちは低地に家を構えている。 その頂上付近に毎週木曜と日曜、泥棒市が開催される。あらゆるモノが売られ、その規模はとてつもなくでかい。 一日かかっても全体を把握出来なかったほど。
そこへ何度か通って、古着を十数枚買った。探せばブランドもののTシャツなんかが出てきて、宝探しのようでなかなか楽しいのだ。
これらの買った土産なんかを日本へ送ろうにも、郵便局がストライキ中で送れないのもボリビアらしい。
 
ここへ来たはじめの3日くらい、毎晩カジノへも通った。まあ結果はもちろん大敗だけれど・・・もう暫くやりません。
昼間は新学期らしくスペイン語学校に通い出した。宿題なんて出されて十数年ぶりに「勉強してる」という感覚を味わっている。 とりあえずは短期間だけれど、意欲が続けばエクアドルのキトでもう一度通ってみようかと思う。
新しくはじめたと言えばミサンガやチョーカーなどのアクセサリー作りもそうだ。 上質な紐が安く買えるので周りで作っている人が何人かいた。僕も教えてもらったのだ。結構楽しい。
 
空気が悪いのと夜の寒さを除けば楽しい街ラ・パス。けれどボリビアのビザが切れる一ヶ月以内にはペルーに向けて移動再開。

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