〜「トラベルミステリー 夫婦は見た!世界に仕掛けられた数々の謎・・・その時夫婦は!?」
住む2008.12.30
ヨーロッパを急ぎ足で廻って3ヶ月半、なぜかバレンシアに住むことになった。
ヨメの友人Mちゃんがバレンシアに居たので、2、3日お世話になろうという事でバルセロナの後立ち寄った。 彼女はバレンシアに一年住んでいる。 その友人Nちゃんも交えて話しているとき、たまたまNちゃんの住んでいるアパートの部屋が空いているということを聞いた。 移動にいささか疲れてきていた僕らは、どこかにゆっくりするのも悪くないな、と思っていた。 だから、軽い気持ちでNちゃんの住むアパートの一室を借りられないか借り主に聞いて貰ったのだ。 そしたら、その夜早速OKの返事を貰ってしまった。 翌日、部屋を拝見。 結構薄汚れて狭い部屋。でも一月二人で140ユーロで良いと借り主が言う。 借り主はエクアドル、ガラパゴス出身の絵描き。 即決。 こうしてエクアドル人の絵描き、日本人の女の子Nちゃん、僕ら夫婦の四人の共同生活がはじまる。 まず、薄汚れた部屋を掃除、そしてペンキ塗り。 これだけですっかり見違える。部屋は狭いが十分居心地良くなった。 キッチンはあるし、洗濯機もある。シャワーもガスでいつでも暖かいお湯が出る。 それでこの値段。上等だ。 スペインの生活リズムは日本と大きく異なる。 朝軽く食事をして仕事なり学校なりへ行く。昼食は午後2時くらいだからそれまでに軽く何かつまむ。 そして遅い昼食。その後は昼寝の時間シエスタ。夕方また仕事再会。夜7時くらいに仕事が終わるとバルなんかで一杯しながら軽く食べる。 夜9時10時にやっと夕食がはじまる。 そんなスペイン風生活にならって僕らも遅い夕食を取っていたらすっかりお腹の周りにお肉が。 まあ、ちょうど年末年始だからよしとしよう。 スペイン第三の都市バレンシアは、バルセロナやマドリッドに比べ比較的治安がいい。それでいて全然不便を感じない。 ちょうど日本の名古屋のような都市。田舎過ぎず都会過ぎず。住むにはちょうどよい環境なのだ。 気候も比較的温暖で、ここ数年雪は降ったことがないらしい。 もちろんオレンジも最高に旨い。日本で果物は余り食べない僕だけれど、ここへ来てオレンジばかり食べている。 街の街路樹もオレンジというのはバレンシアらしいところだ。 とりあえずスペイン語クラスが3ヶ月あるので、それまでは居ようと思っている。 その後はまだ決めていない。 折角習ったスペイン語を使える中米に行くか、アジアへ行くか、それともそのまま帰るか・・・。 ここに来るまでも当初の予定とは大きくかけ離れた旅程になっているし、今更悩んでも仕方ない。 成るようになる。これに尽きる。 |